ジェネリック医薬品のセミナー
ジェネリック医薬品を広く理解してもらうために、厚生労働省は利用促進の広報活動を行っています。その一つとしてセミナーがあります。
タイトルは「ジェネリック医薬品安心使用促進セミナー」です。そのタイトルが示す通り、ジェネリック医薬品は安心ですからどんどん使用してくださいと訴えるためのセミナーですね。ジェネリック医薬品がどのようなものなのかは、このような広報活動の成果として多くの人が理解するようになってきました。ジェネリック医薬品を何となく不安に思っている人に詳しい説明をすることで、不安を解消してもらおうと言うのです。
厚生労働省が開催しているセミナーは日本全国で行われています。各地のジェネリック医薬品に関わる人たちが講演を行っているのです。講演者はその地域で異なっていますが、基本的なプログラムは同じです。
参加費も無料となっていました。もちろん、半日のセミナーを聴いたからと言って、すぐにジェネリック医薬品の利用が増えるわけではありません。ただ、ジェネリック医薬品の使用を促進することで、保健医療の財政負担が減少するのですから、国の政策としては間違っていません。
私たちが病気になり、薬を処方されるケースは日常茶飯事です。これらの日常で薬価が半分以下になるのですから、効果は絶大と考えていいのです。ジェネリック医薬品のセミナーを開かなくても、ほとんどの人が理解するようになるまでは数年かかることでしょう。現在できるのは地道な広報活動だけなのです。