ジェネリック医薬品の基礎知識

ジェネリックのロキソニン

 

 

関節リウマチや腰痛症などの痛みを和らげる医薬品としてロキソニン錠が有名です。これは第一三共が販売している医薬品です。このロキソニンは日本中の病院で使用されてきました。それだけ需要が高かったのです。

 

 

当然ながら、ロキソニンのジェネリックが販売されています。一錠の薬価は22.3です。製薬会社のマイランが販売しているジェネリックはウナスチン錠です。ロキソニンの薬価に対して半額の10.4です。ウナスチン錠の効能は、もちろん、ロキソニン錠と同じです。添加物も同じようなものです。乳糖水和物、トウモロコシでんぷん、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウムなどですね。

 

 

それから、日本薬品工業株式会社が販売しているジェネリックはオキミナス錠です。薬価はウナスチン錠よりも下がって、6.9です。同じ商品名のオキナミス錠は株式会社ケミックスも製造しています。東和薬品株式会社が販売しているのはカンファタニン錠です。薬価はオキミナス錠と同じです。

 

 

この他にもケンタン錠、コバソニン錠、コバロキニン錠、サンロキソ錠、スリノフェン錠、ツルメリン錠、ノブフェン錠、ボナベルト錠、リゲリース錠などがあります。これでもすべてを紹介しているわけではありません。

 

 

多くのジェネリックが存在する理由は、需要が高いからです。後から販売されるジェネリックの薬価は確実に下がっていきます。ジェネリックを製造するための条件に薬価が定められているからです。たくさん使用される医薬品の価格が下がることは、全体に大きな影響を与えます。